くりかえしイヤなことを考えていませんか?

どうしても辛い過去や最悪のシナリオばかり考えてしまう・・・
絶望、不安、焦り…いつも心のどこかで怯えているあなたへ。

イヤなことを何度も思い出してしまうことってありませんか?

「あのひとなんであんな心無いこと言うんだろう…」「今日のあれは恥ずかしかったな…」と、その時の感情をこめて思い返してしまう。これを 「反芻思考(はんすうしこう)」 といいます。そうです。あの牛や馬の反芻です。

この 反芻思考を長期にわたって続けてしまうと、体に悪い影響が出てしまいます

それは、なぜでしょうか?

イヤなことを思い出すと、体の中では「ストレスホルモン」、特に 「コルチゾール」「アドレナリン」というホルモンが出ます。本来、これらは、「危険から身を守る」ために必要なものです。

大昔、サーベルタイガーが近づいて来た時にはストレスホルモンが出て、闘うか・逃げるかの反応を引き起こすことで、人類は生き延びていました。ところが、文明が発達した現在では、そうそうトラに襲われる恐れがなくなりました。人類は大昔に比べて安全な世界を生きていますよね。そうすると、これらのストレス反応がオーバースペックな場面が多くなってきました。

というのは、人間は進化して、動物にはない新皮質という新しい脳を作ってしまったからです。この脳もまたハイスペックで、思い浮かべただけで、ストレスホルモンを出せるようになってしまったのです。この装備がないシマウマなら、トラから逃げおおせたらすぐにリラックスして草を食べていることでしょう。けれど、現代人はというと、まあ、えんえんと、せっかくうちに帰ってきたというのに、いやな上司のことを考え続けてはむかむかしたり、ニュースをチェックしては、世界の悲惨な状況におびえたりしているわけです。

脳には、考えたことと、実際に起こったことの区別がつきません。ですので、ただ考えたことにも、しっかりと、ストレスホルモンを出すようにと、からだに指令を出してしまいます。とくに、臨場感ある感情をもって考えたことには精度よく反応します。

でも、 ずっとストレスホルモン値が高い状態 だと、からだが「これがあるべき普通の状態だ」と勘違いしてしまう危険があります。

それはからだにとってどのように危険なのでしょうか。

ストレスホルモンの分泌で、からだの中は、まるで戦争中の「ほしがりません勝つまでは」状態に入ります。細胞たちには、いまからだの外が戦場だ、という指令がくだっています。そんな時、からだの中に入ってきたばい菌などをやっつけることにも、質のよい新しい細胞を作ることにも、エネルギーをまわさないようにします。これは短期戦にはいいのですが、長期戦になると、からだのさまざまなところで悪い影響が出ます。

免疫力(めんえきりょく)が下がる
お腹の調子が悪くなる
イライラしやすくなる
よく眠れなくなる
集中できなくなる

気が付いたらイヤなことを考えてしまっている…… 大丈夫です。

以上お伝えしてきたように、イヤなことを何度も考え続けると、ストレスホルモンを不必要に出し続けることで、体に悪い影響があります

でも、大丈夫です!

反芻思考を止めて、脳もからだも休める方法が確立されています。

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どうかお気軽にお試しカウンセリングをご利用ください。

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